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トランクルーム業界大手の「キュラーズ」による2017年の調査によると、トランクルームの国内市場は約507億円、過去6年間で毎年8％の拡大を続けており、2020年には700億円を超える規模へと成長すると予測されています。

なぜこのように、トランクルームの市場が急拡大しているのでしょうか？その理由について考えてみました。

1.現代はモノにあふれている

例えば、通信手段として使われていた固定電話に子機ができて、PC、携帯電話やスマホ、タブレット……。スマホを2台持ちしたりスマートウォッチやAIスピーカーを活用したりしている人もいますね。100円ショップやプチプラブランドによって、モノを手軽に買えるようにもなりました。

まず、現代は沢山のモノにあふれているのです。

2.モノを大切にする風潮

一方で断捨離やハンドメイドブームに表される「モノを大切にする風潮」もトランクルーム利用者増加の一因であるかもしれません。

モノで満たされた環境の反動でしょうし、景気が低迷し続けていることも理由のひとつでしょう。吟味した上で捨てられないものだからこそ、トランクルームを借りてまで大切に保管しておくのです。

3.家が狭くなった

総務省統計局の調査によると、関東大都市圏を中心に年々、家の広さが小さくなっている傾向にあります。

今では、トランクルームの利用ありきで住む家を決める人もいるのだそうで、広い家を郊外に建てるより、アクセスの良い都心に部屋を持ち、近くにトランクルームを借りるというスタイルが合理的に感じる人も多いのかもしれません。

4.新サービス・宅配型の誕生

新たな企業の参入によるサービスの多様化も利用者増加の大きな理由になっているでしょう。2010年ごろから登場した「宅配型トランクルーム」もそのひとつです。

アプリやWebページを使って段ボール単位で荷物を預けられる保管サービスで、手続きが簡単で手軽に利用できるとして、特に人気を集めています。